南ドイツは化石の宝庫

みなさん、こんにちは。中村智子です。

きょうは化石のお話です。

シリーズ『コーンフィールド先生とふしぎな動物の学校』第4巻「林間学校はキケンがいっぱい!」を読んでくださった方は、ピンときたのでは!?
そうです。南ドイツは化石の宝庫!

下の写真は、南ドイツ、ミュンヘンにあるミュンヘン古生物博物館の展示物の一部です。ここでは、バイエルン州立古生物・地質学博物館コレクションが、なんと無料で鑑賞できます。

世界各地に存在していた生物(恐竜や哺乳動物の骨の標本をはじめ、海の化石など)が展示されています。この中で注目したいのは、南ドイツで発見された化石、最古の鳥類と思われる「始祖鳥」です。世界中にある始祖鳥の化石の標本は、そのすべてがゾーネホーフェン、アイヒシュテット、ランゲンアルトハイムといった、南ドイツのアルトミュールタール自然公園内の町から出土しています。

 

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アルトミュールタールは、ミュンヘンから100キロほど北に広がる自然公園で、
そこにはおよそ1億5千万年前の、ジュラ紀後期の石灰岩が分布しています。

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(出典:Wikimedia Commons)

1億5千万年前のドイツはとても温暖な気候で、サンゴ礁のラグーンがありました。ラグーンとは海からきりはなされてできた湖で、このサンゴ礁の湖には多数の生物が生息していました。けれども、湖の深い部分は生物が生きるにはきびしい環境で、酸素が少なく、塩分濃度も高かったために、細菌をふくむあらゆる生物が絶えてしまいました。その結果、生物の死がいは腐敗せずに、降り積もる石灰質の細かい粒子にうもれ、美しい形をとどめた化石となったのです。

そのために、このあたりは良質な石灰岩の産地として有名であるとともに、化石の採石場としても知られています。そして、だれもが化石掘りに挑戦できます。

「林間学校はキケンがいっぱい!」は、このアルトミュールタールの採石場を舞台に物語が展開されます。よかったら、読んでみてくださいね!

コーンフィールド先生とふしぎな動物の学校シリーズ

 

2件のコメント

  1. こんにちは!孝枝です♪
    コーンフィールド先生も楽しく読んでます!私だったら、どんな動物がくるかしら。本当に智子さんの訳される本はワクワクします♪

    ミュンヘン古生物博物館の内部はお城のようで素敵ですね~元々、貴族の館ですか?

    1. 孝枝さん
      コーンフィールド先生シリーズも、読んでくださっているとは! ありがとうございます! これまでの物語を見ていると、どの生徒も自分とよく似た動物をもらっているような気がしませんか? 孝枝さんはどんなタイプ? すらりと足の長い鹿さん? どうぞ、お友だちにもこのシリーズの面白さを伝えてくださいね。よろしくお願いします!
      ミュンヘン古生物博物館は学校の建物として建設されたようです。当初は美術・工芸学校、現在はミュンヘン大学地学部や図書館の一部が同じ建物の中にあります。といいますか、大学施設の一部分が博物館になっています。ドイツの大学校舎はりっぱですね。

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