以前に「今日の動物」というタイトルの記事を書いていたのにそのままになってしまったので、今頃ですが再開。
「今日の動物」の1回目は カモ で2回目は 虫 、そして3回目は カモメ。今朝のボーデン湖の写真です。うっすらと積もった雪とグレーの空。残念ながらアルプスは見えませんでした。




ちっとも雪が降らなくてスキー場にも雪がなかった中央ヨーロッパ。それが一転して、今度は南ドイツ(主にバイエルン地方)とオーストリアを中心に大雪でカオスになっているという…。
日本の小林陵侑選手が4戦全勝の快挙をなしとげ総合優勝を果たしたスキー「ジャンプ週間」(Vierschanzentournee)は、毎年、年末年始にドイツとオーストリアで開催される伝統あるスキージャンプ大会で、12月30日から1月6日までの1週間に4試合が行われます。
その最終戦でも、前日に雪が降りすぎて練習ができず、それにともない本戦も開始時刻が大幅に遅れました。
それからも大雪は降りつづいています。
オーストリアからは、雪に埋もれたアルプスカモシカ(シャモア)のこんな動画も届いています。
— ÖBB (@unsereOEBB) 2019年1月9日
Dosineの暮らす南西ドイツの南も、ギリギリ大雪地方に入ってしまったようで、
来る日も来る日も、せっせと雪かき…💦
キリスト教の国では本日1月6日は東方の三博士(三賢者)の日で、
今年は日曜日ですが、通常は祭日です。
救世主(イエス)の誕生を星のお告げによって知った三人の占星術の三博士が
イエス・キリストを探して馬小屋で見つけたとされる日です。
詳しい説明はWikipediaで
毎年この頃になると、巷では三賢者にふんした子どもたちが家庭を訪問します。
三賢者の一人は黒人だとも言われているので、顔に色をつけたりするなど
可愛らしい装いで、せっせと街を歩き回る子どもたちの姿を見かけます。
何年か前、わが家の玄関のチャイムが鳴ったことがありまして、ドアを開けると…
ずらりと並んだ賢者姿の6人の女の子が「~~~♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪~~~」と歌いだして(笑)
歌い終わると玄関ドアの上の部分に「・・*C+M+B+・・」と書いてくれました。
基本的にはカトリックのお祭りなので、宗派の違う家は訪問しないという話も耳にしますが、
プロテスタントのわが家にも来てくれました。
(お礼は募金で)
これで一連のクリスマスの催しは終了し、ツリーも片付けられます。
ドイツでは #三賢者の日 の今日「星の歌い手」と呼ばれる子どもたちが賢者に扮して家々を回り、戸口に20*C+M+B+19と不思議な文字を書きつけます。西暦の間にベツレヘムの星と三賢者の頭文字、3つの十字架を挟んだ記号で、その家を祝福するのだそうです。慈善事業のための寄付を同時に集めることも。 pic.twitter.com/WgPmqFOJPV
— ドイツ大使館 (@GermanyinJapan) January 6, 2019
#三賢者の日 は #クリスマスツリー を片付ける日。 #ツリー燃やし や #ツリー投げ大会 もこの時期に行われます。ドイツ南西部のある村では毎年1月6日に「ワールドカップ」が開かれ、飛距離や高さなど3種目の合計で競います。世界記録は男子25.01m、女子15.95mとのこと。来年、挑戦してみては? pic.twitter.com/8A19juceoh
— ドイツ大使館 (@GermanyinJapan) January 6, 2019
平成最後のお正月、いかがお過ごしですか
本年も健やかな一年でありますように!
ドイツも花火とともに2019年を迎えましたが、こちらでは日本のお正月に相当するのがクリスマスなので、休日は元旦のみ、昨日から通常業務にもどっている人も少なくありません。
そんなドイツにも、年末年始にあるものを食べるという伝統があるんです。
それは……
ヘーフェツォップフ(Hefezopf)と呼ばれる三つ編みパンです。
Neujahr(新年)+Kranz(輪・冠)
ツォップフはふつう棒状にまっすぐに焼きますが、新年のはリースです。
固い絆や幸運や健康を運ぶシンボルということで、縁起物として友達や親戚に
贈ったりします。日本の熨斗の水引(結び切り)の考え方と似ているかも。
ちなみに写真のパンは直径25㎝。パン屋さんで注文できます。
三つ編みのほかにはBrezelブレーツェルの形もよく見かけます。
また、北ドイツの方では大晦日にベルリーナーと呼ばれるジャム入りドーナッツを
食べる習慣があるそうです。家庭によって違うのでわかりませんが、少なくとも南西ドイツの私の周辺では聞いたことがありません。
“ベルリーナー” は本来は「ベルリンの人・市民」という意味なので、
ベルリンとその周辺地域(ブランデンブルク州、ザクセン州)では
これをベルリーナーではなくプファンクーヘン(Pfannkuchen)と呼ぶそうです。
そうしないと共食いになっちゃうから(笑)
ベルリーナーは大きなパン屋さんなどでは一年中見られるお菓子ですが、
基本的には冬のお菓子で、夏には売っていません。
ちなみにバウムクーヘンやシュトレン、レープクーヘンも冬のお菓子です。
焼き菓子にも旬があるのは面白いですね。
こうしてみると、ドイツのお祝いの食べものは粉物が多いなぁ……。
平成最後の年明けまで残り数時間となりました。
本年も多くの方々にお世話になりました。
みなさまのおかげで本年も無事に3冊の本を送り出すことができました。
心より御礼申し上げます。
ご報告が遅くなってしまいましたが、
シリーズ「水瓶座の少女アレーア」第4巻(学研プラス)が11月に刊行されました。
「動物と話せる少女リリアーネ」の著者タニヤ・シュテーブナーファンをはじめ、
小学校高学年以上のみなさん、この冬休みにぜひぜひお手にとってみてくださいね。
アレーアは陸ではふつうの人間の少女ですが、水に潜るとエラと水かき、それに秘密の力を持ち合わせた海の少女へと変身します。それだけではなく、彼女にはある重要な使命が課せられています。その使命とは、汚染された世界の海を救うこと。
アレーアはドイツのハンブルクで知り合った少年少女とともに帆船で旅に出ます。そして、その船はオランダ、イギリスを経由し、北極圏に近いアイスランドまでやってきました。
そこで彼女たちを待ち受けているものは何か? 船はこれからどこへ行く?
帆船クルクスと五人の少年少女アルファ・クルーの冒険物語をお楽しみください。
南西ドイツもここのところ寒い日がつづいています。
ボーデン湖、ライン川、ドナウ川と南ドイツの国境沿いの地域では、
この時期は霧が深くなります。そんな時に気温がぐんと下がると霧氷ができてとても綺麗
2年前の風景もみごとでした
今年は12月24日が仕事納めでそれまで多忙だったために、Dosi と Dosine の小さなクリスマス会「ガチョウ料理を食べる会」はクリスマスが終わった一昨日、友人を交えて開催。
ドイツではクリスマスの時期にしか食べない特別なお料理です。
付け合わせはクリと紫キャベツとクネーデル(ジャガイモをつぶしてボールにしたもの)
2019年は元号が変わる、すべての人にとって特別な年になりますね。
どうぞ、みなさま、よいお年をお迎えください。
そして
ヨーヨー隊長・マフィン宣伝部長ともども、今後ともよろしくお願い申し上げます!