ドイツ人は新年になにを食べるのか?

明けましておめでとうございます

平成最後のお正月、いかがお過ごしですか
本年も健やかな一年でありますように!

ドイツも花火とともに2019年を迎えましたが、こちらでは日本のお正月に相当するのがクリスマスなので、休日は元旦のみ、昨日から通常業務にもどっている人も少なくありません。

そんなドイツにも、年末年始にあるものを食べるという伝統があるんです。

それは……

Neujahrskranz
(ノイヤールスクランツ)

ヘーフェツォップフ(Hefezopf)と呼ばれる三つ編みパンです。

Neujahr(新年)+Kranz(輪・冠)
ツォップフはふつう棒状にまっすぐに焼きますが、新年のはリースです。
固い絆や幸運や健康を運ぶシンボルということで、縁起物として友達や親戚に
贈ったりします。日本の熨斗の水引(結び切り)の考え方と似ているかも。
ちなみに写真のパンは直径25㎝。パン屋さんで注文できます。
三つ編みのほかにはBrezelブレーツェルの形もよく見かけます。

ふつうのブレーツェル

 

また、北ドイツの方では大晦日にベルリーナーと呼ばれるジャム入りドーナッツを
食べる習慣があるそうです。家庭によって違うのでわかりませんが、少なくとも南西ドイツの私の周辺では聞いたことがありません。

“ベルリーナー” は本来は「ベルリンの人・市民」という意味なので、
ベルリンとその周辺地域(ブランデンブルク州、ザクセン州)では
これをベルリーナーではなくプファンクーヘン(Pfannkuchen)と呼ぶそうです。
そうしないと共食いになっちゃうから(笑)

ベルリーナーは大きなパン屋さんなどでは一年中見られるお菓子ですが、
基本的には冬のお菓子で、夏には売っていません。
ちなみにバウムクーヘンやシュトレン、レープクーヘンも冬のお菓子です。
焼き菓子にも旬があるのは面白いですね。

こうしてみると、ドイツのお祝いの食べものは粉物が多いなぁ……。

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